日本外務省らが5月6日頃からのラマダン期間中のテロに注意喚起

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日本の外務省と海外に設置されている領事館は、5月6日頃から6月4日頃までがイスラム教徒が日の出から日没まで断食を行うラマダン月となる見込みであるため、この期間の前後は特にテロ事件に注意するように呼び掛けている。

イスラム教徒が日の出から日没まで断食を行うラマダン月は、今年は5月6日頃から6月7日頃となる予定であり、ラマダン終了後に行われる祭り(イード)は、6月5日頃から7日頃に行われる見込みである。近年では、この期間と前後に世界中で多くのテロ事件が発生しているため、日本の外務省と海外に設置されている領事館はテロに注意するように呼び掛けている。

外務省らが呼び掛けている主な対策は「最新の関連情報の入手に努める」「特にイスラム教徒の集団礼拝日である金曜日に注意する」「テロの標的となりやすい場所を認識する」「テロの標的となりやすい場所を訪れる際にはあらかじめ非常口等の避難経路を確認するなどの注意を払う」「現地当局の指示があれば従う」となる。なお、本年のラマダン期間中の金曜日は5月10日・17日・24日・31日が該当する。また、テロの標的となりやすい場所は、観光施設・観光地周辺の道路・イベント会場・レストラン・ホテル・ショッピングモール・スーパーマーケット・ナイトクラブ・映画館等人が多く集まる施設と、教会・モスク等の宗教関係施設と、公共交通機関・政府関連施設などとなる。