アジアの不拡散体制の強化を協議、ASEAN・日中韓等で
このページの所要時間: 約 0分57秒
アジア地域の局長級不拡散政策担当者等が一堂に会して、アジアにおける不拡散体制の強化に関する諸問題について議論を行う「第15回アジア不拡散協議」が、3月19日から20日にかけて東京の三田共用会議所で開催される。
『アジア不拡散協議(ASTOP)』とは、ASEAN10か国と周辺国でもあるインド・日本・中国・韓国などの安全保障に関心を持つ国々が、アジアにおける不拡散体制の強化を図るとともに、包括的に関連する議論を行うことなどを目的として設立された枠組みである。この枠組みでは、平成15年から開催されており、今までに合計で14回開催され、日本政府も毎回参加している。
今回の第15回目となる会合では、日本の加野幸司外務省軍縮不拡散・科学部審議官が議長を務め、冒頭では辻清人外務大臣政務官が日本政府を代表して挨拶を行う。会合では、「輸出管理の強化」「拡散に対する安全保障構想(PSI)」「IAEA保障措置と追加議定書」に関しての議論を行う予定である。また,議題に関連し,ASTOPの発足からこれまでの各国の取組と成果についても意見交換する予定です。