日本の国土交通省は優秀な外国人建設就労者を表彰

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日本の国土交通省は、技能向上へ日々の研鑽を積む外国人建設就労者を表彰する「優秀外国人建設就労者表彰」の受賞者が決定したことにともない、表彰式を3月4日に開催することを発表した。

日本政府では、2020年オリンピック・パラリンピック東京大会の関連施設整備等による一時的な建設需要の増大に対応するために2015年度に「外国人建設就労者受入事業」を開始している。この外国人建設就労者の受け入れは現在も進んでおり、今では約4,300人の外国人建設就労者が自らの技能の向上等に取り組みつつ全国各地の建設現場で日本人技能者とともに建設事業で活躍している。

国土交通省では、この外国人建設就労者の人たちの技能向上への日々の研鑽を応援する取り組みの一つとして、特に建設技能・コミュニケーションスキルの習得等に関する取組が顕著な者等を表彰する「優秀外国人建設就労者表彰(国土交通省土地・建設産業局長賞)」を創設している。今年度もこの表彰制度への応募が行われており、30人を超える応募があり、芝浦工業大学教授が委員長を務める検討・審査委員会で受賞者が決定されたことにともない、表彰式が行われることとなった。

受賞したのは、フィリピンの1人、ベトナムの2人、中国の3人の合計6人となる。それぞれの職種は、建設機械施工・溶接・内装仕上げ施工・コンクリート圧送・左官・配管工となる。