第25回RCEP交渉会合が開催、原産地規則・知的財産等で交渉

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日本の外務省と経済産業省は、「第25回東アジア地域包括的経済連携(RCEP)交渉会合」がインドネシアのバリで2月19日から28日までの日程で開催される事を発表した。

日本政府では、アセアン加盟国(インドネシア・シンガポール・タイ・フィリピン・マレーシア・ブルネイ・ベトナム・ミャンマー・ラオス・カンボジア)に日本・中国・韓国・オーストラリア・ニュージーランド・インドの6か国を加えた合計16か国による広域経済連携「東アジア地域包括的経済連携(RCEP)」の交渉に参加している。この交渉は、2013年から開始しており、今までに14回の閣僚会合と24回の交渉会合を開催しており、2018年11月にRCEP閣僚会合・RCEP首脳会議を開催した際に、共同首脳声明が発出されるとともに2019年に妥結する決意が示されていた。

今回は25回目の交渉会合が開催される事となった。今回の会合には、日本政府からは経済産業省通商交渉官や外務省経済局審議官等の関係省庁の関係者が出席する。今回は、高級実務者レベルの貿易交渉委員会会合に加えて、物品貿易・サービス貿易・投資等の分野で市場アクセス交渉が行われ、原産地規則・知的財産・電子商取引等の分野で交渉が行われる予定である。