硫黄島の戦没者遺骨引渡式が開催、42柱の御遺骨を引渡し
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厚生労働省は、硫黄島戦没者遺骨引渡式を2月14日に千鳥ヶ淵戦没者墓苑で開催する事を発表した。
日本政府では、昭和27年度から南方地域において戦没者の遺骨収集を開始しており、旧ソ連地域・モンゴル地域における遺骨収集も開始している。今までには、陸海軍部隊や一般邦人の引揚者が持ち帰ったものを含めて、海外戦没者約240万人のうち約128万柱の御遺骨を日本に迎えている。また、平成28年には「戦没者の遺骨収集の推進に関する法律」が成立している。
今回引き渡される御遺骨は、1月29日から行われていた硫黄島戦没者遺骨収集団の帰還に伴い、平成30年度に収容された42柱の御遺骨が厚生労働省に引き渡されるものである。開催される遺骨引渡式は、開式・遺骨収集団入場・遺骨引渡し・遺骨仮安置・黙とう・献花・遺骨捧持・閉式の次第で実施される。献花時の奏楽は、陸上自衛隊東部方面音楽隊が実施する予定である。遺骨引渡式終了後には、同所で遺骨収集団の解団式が行われる。