海上自衛隊はシンガポール海軍とフィリピン海軍と親善行事・訓練
海上自衛隊の海上幕僚監部は、シンガポール海軍艦艇の訪日に伴う親善行事と親善訓練を2月4日から8日にかけて実施する事と、フィリピン海軍との親善行事と共同訓練を2月4日から8日にかけて実施した事を発表した。
シンガポール海軍艦艇の訪日に伴う親善行事と親善訓練は、2月4日から8日にかけて佐世保で実施される予定である。この取組は「シンガポール海軍との相互理解の増進及び信頼関係の強化」と「海上自衛隊の戦術技量の向上」を目的として実施される。
訪日するシンガポールの艦艇等は、海軍士官学校長ジョゼフ・ネオ上級中佐とエンデバー艦長テオ・スィー・ピュー中佐を指揮官とする、揚陸艦「エンデバー」となる。日本側のホストシップは、護衛艦「すずつき」となる。寄港中の予定は、「入港歓迎行事及び表敬」「親善行事(艦艇相互訪問、文化交流、スポーツ交歓及び艦上レセプション)」となる。親善訓練には、九州西方海域で海上自衛隊の護衛艦「すずつき」と、シンガポール海軍の揚陸艦「エンデバー」が参加する。実施する訓練は、戦術運動と通信訓練となる予定である。
フィリピン海軍との親善行事と共同訓練は、1月29日から31日にかけてフィリピンのマニラ港と同周辺海空域で実施された。この取組は、「海上自衛隊の戦術技量の向上」と「フィリピン海軍との連携の強化」を目的として実施された。
親善行事では、記者会見・表敬・艦艇相互訪問・艦上昼食会を実施した。共同訓練には、海上自衛隊の派遣海賊対処行動第31次水上部隊である第1護衛隊司令の1等海佐の東良子氏が率いる護衛艦「いかづち」と、フィリピン海軍のC-90と沿岸警備艇「ネストー・レイノソ」とコルベット「エミリオ・ハシント」が参加した。実施した訓練は、捜索救難訓練及び戦術運動、戦術運動及び通信訓練となる。