ASEAN等のサイバーセキュリティ専門家と意見交換、ARF会合
このページの所要時間: 約 1分2秒
「サイバーセキュリティに関するARF会期間会合のための第3回専門家会合」が1月29日にシンガポールで開催された。
ASEAN加盟国等では、政治・安全保障問題に関する対話と協力を通じてアジア・太平洋地域の安全保障環境を向上させることを目的として「ARF(ASEAN地域フォーラム)」を1994年から開催している。このARFには、分野別に会期間会合があり『海上安全保障』『災害救援』『テロ対策・国境を越える犯罪対策』『不拡散・軍縮』の分野毎に具体的な協力を推進してきた。2017年8月のARF閣僚会合においては、世界中ではサイバー攻撃が多発してサイバー攻撃対処への重要性が一層高まっているため、日本・マレーシア・シンガポールが「サイバーセキュリティに関する会期間会合」の立上げを提案して全会一致で承認され、その後は定期的に会合が開催されていた。
今回開催された会合は、日本・マレーシア・シンガポールが共同議長を務め、日本からは宇宙・サイバー政策室長をヘッドとする代表団が参加した。会合では、地域的・国際的なサイバーセキュリティ環境に対する見方や各国・地域の取組について意見交換を行い、今後取り組むべき信頼醸成措置について議論した。