日印海上保安機関長官級会合、自由で開かれたインド太平洋を推進
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海上保安庁は、「日印海上保安機関長官級会合」を1月22日に海上保安庁本庁で開催した事を発表した。
今回の長官級会合は、日本側からは海上保安庁長官等が、インド側からは沿岸警備隊長官等が出席した。会合では、今までの日本とインド間の機関の連携・協力状況を確認するとともに、今後は両機関の更なる関係発展のため、長官級を含めた幅広いレベルで両機関間の人的交流を推進することを確認した。台風や豪雨等の自然災害への対応に関しては、日本とインドの共通の課題であり、今後実務者を通じたベストプラクティスの共有や情報交換を行うことで合意した。また、世界海上保安機関長官級会合やアジア海上保安機関長官級会合(HACGAM)等の多国間の枠組みにおける連携・協力強化への更なる取り組みについて意見交換を実施した。次回の長官級会合と連携訓練は来年インドで開催することで合意した。
海上保安庁は、今後も「自由で開かれたインド太平洋」を推進していく事を念頭として、インド沿岸警備隊との信頼関係の更なる深化を図り、法の支配に基づく自由で開かれた海洋秩序の維持・強化に貢献していく方針である事を表明している。