海上保安庁とインド沿岸警備隊は関係強化

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日本の海上保安庁は、「日印海上保安機関長官級会合」と「入港歓迎式典」と「連携訓練」を1月21日から23日にかけて開催する事を発表した。

日本の海上保安庁とインド沿岸警備隊は、1999年にパナマ籍貨物船アロンドラ・レインボー号がインドネシアのクアラタンジュン港から日本向け出港後に海賊に襲われて船体ごと奪いさられた事件を契機として、海上保安に関する協力関係を構築してきた。この協力関係構築活動の一つとして、インド沿岸警備隊ラジェンドラ・シン長官が来日して、日印海上保安機関長官級会合等が開催される事となった。

「日印海上保安機関長官級会合」は、1月22日に東京・霞が関にある海上保安庁本庁で開催される。日本側からは海上保安庁長官が、インド側からは沿岸警備隊長官が参加する。会合の議題は「今までの両機関の連携・協力状況の確認」「人的交流や連携訓練など、両機関の交流の更なる発展」「多国間の枠組みにおける連携・協力」などとなる。

「入港歓迎式典」は、1月21日に横浜海上防災基地で開催される。式典では、「歓迎挨拶」「ショウナック号船長への花束贈呈」「ショウナック号船長挨拶」が実施される。なお、式典では海上保安庁音楽隊の演奏が予定されている。

「連携訓練」は、1月21日から23日に横浜海上防災基地で実施される。「横浜機動防除隊等による海洋汚染対応訓練」「潜水士による潜水訓練」が実施される。なお、23日には両機関長官の視察が予定されている。