長野県は日本語交流員を養成、多文化共生で講演

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長野県の県民文化部は、日本語交流員の養成研修の受講者を募集した事を発表した。

長野県では、外国籍県民の活躍を後押しする活動の一環として、日本語学習支援の担い手の育成と資質能力の向上を図るため、専門家による養成研修のカリキュラム及び教材を開発してきた。この取り組みの一環として、このカリキュラム等を使用したモデル研修が松本市と上田市で開催される事となった。

この養成研修は、松本市中央公民館の『松本会場』、市民プラザ・ゆうの『上田会場』の2か所で実施される。松本会場では来年の1月20日、27日、2月3日、10日、24日で、上田会場では来年の1月26日、2月2日、9日、16日、3月2日にそれぞれ実施される。募集対象者は、多文化共生に興味があり、地域で日本語に不自由な外国人の方へ生活に必要な日本語学習を支援する活動をしたいと思っている人となる。

松本会場の第1回目はテーマを「多文化共生(学習者の背景に対する理解)」として、外国人をめぐる国内外の動き、県内・地域の状況、多文化共生とは、生活者としての外国人に対する日本語教育の目的・目標等が講演で説明される。2回目以降はそれぞれテーマを「日本語学習に対する長野県、地域の独自性」「やさしい日本語」「多文化コミュニケーション」「日本語学習を支援する側としての心得」として講演が実施される。上田会場においても、松本会場で実施したテーマから一部変更しての講演が実施される。