静岡県の外国人介護職員は増加、フィリピン・ブラジル等
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静岡県は、静岡県内の外国人介護職員の就労状況調査を実施した結果、県内183箇所の介護事業所で外国人介護職員が326人雇用されており調査開始後最多となった事を発表した。
静岡県県では、平成21年度から独自に県内の介護事業所で働く外国人の就業状況を調査している。今回の調査は、平成30年10月1日基準日として、5,891箇所を対象として実施し、回答が得られた1,566箇所を集計したものである。なお、回答率は26.6%となる。
平成30年度の調査結果は、外国人介護職員の就労している事業所は183箇所で昨年よりも22箇所増加した。雇用している人数は326人となり、昨年から49人増加した。外国人介護職員の国籍は、フィリピンが133人、ブラジルが61人、ペルーが52人、中国が28人、韓国が15人、ベトナムが10人、インドネシアが11人、その他が16人となる。外国人介護職員に対するサービス利用者の反応は、「好意的な方が多い」が79.2%、「好意的な方が少ない」が1.7%、「どちらともいえない」が19.1%となる。外国人介護職員の雇用について事業所が感じている課題は、「読解力等」が56.3%、「会話等」が20.2%、「習慣等」が7.1%、「課題なし」が33.3%となる。外国人介護職員の雇用予定は、現在は外国人介護職員を雇用していない事業所のうち「雇用予定がある」と回答したのは38箇所であり、前年と比較して25箇所増加している。