AIIB参加国が93に、アフリカ・欧州地域の参加増加
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アジアインフラ投資銀行(Asian Infrastructure Investment Bank:AIIB)は、参加意向を示していたアルジェリア・ガーナ・リビア・モロッコ・セルビア・トーゴの6か国の加盟を承認した事にともない、加盟国・地域が合計で93となった事を発表した。
今回の発表に伴いAIIBの副総裁は「AIIBのメンバーは57から93に増加しました。これは、メンバーの多国間協力へのコミットメントを表しているものであり、国際金融界におけるAIIBの役割を強化する事となります。欧州とアフリカ地域における参加国の増加は、地域間の接続性の重要を反映しているものであります。」との旨のコメントを発表している。
参加申請を実施した6か国は、必要となる国内手続きを完了し、AIIBに資本金の預託を実施した後に、AIIBに正式加入する事となる。なお、アルジェリア・ガーナ・リビア・モロッコ・トーゴはアフリカ地域に位置する国であり、セルビアは南東ヨーロッパに位置する国であるがEUにはまだ未加盟である。
AIIBは2016年に57か国によって設立され、2017年には27の新しい参加国の承認を行っていた。2018年には既に3つの承認を行っており、今回の6か国の加盟により、93加盟国となる見込みである。AIIBは、今後も新しい参加国を歓迎し続けていく方針である事を表明している。