貧困削減と子どもへの支援を協議、日・ASEAN会合

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日本の厚生労働省は、「第16回ASEAN・日本社会保障ハイレベル会合」を12月5日から7日に新横浜プリンスホテルで開催する事を発表した。

日本の厚生労働省は、社会保障の分野におけるASEAN諸国との緊密な関係をさらに発展させるとともにこの分野での人材育成を強化するため、2003年より『ASEAN ・日本社会保障ハイレベル会合』を開催している。この会合は、ASEAN10国(ブルネイ・ベトナム・ラオス・マレーシア・ミャンマー・フィリピン・カンボジア・タイ・インドネシア・シンガポール)から社会福祉・雇用政策・保健政策を担当するハイレベル行政官を招聘し、中国と韓国の代表にもオブザーバ参加を依頼している。この会合は、ASEAN+3保健担当と社会福祉担当大臣会合を支える事業として関係国間で位置づけられてもいる。

第16回目となる今回の会合は、テーマを『貧困の削減と子ども・若者のエンパワメントを通じた包摂的社会の促進』として、議論の主題を「貧困の予防を可能にする社会保護基盤の整備」「支援が必要な子ども・若者達のための保健/福祉サービスの連携」「地域社会に根ざした貧困削減・社会参画に関わる人材の能力開発」「若者・子どもを持つ親への就業と経済的自立に向けた支援」「貧困削減に向けた中央政府、地方政府、コミュニティの役割」として開催される。また、ASEAN事務局、世界保健機関、国際労働機関駐日事務所、独立行政法人国際協力機構、神奈川県、横浜市も協力する。