静岡県立漁業高校でミクロネシア人が漁業技術研修

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静岡県は、静岡県立漁業高等学園がミクロネシア人の漁業技術研修を受入れる事を発表した。

今回の研修受入れが実施される事となった経緯は、『日ミクロネシア漁業協議』が2017年6月25日から27日にかけて開催された際に、ミクロネシア側から「日本の遠洋かつお一本釣り船へのミクロネシア人船員の雇用に関して要請」が行われており、今年の6月21日から22日に『日ミクロネシア漁業協議』が再度開催された際に日本側から「かつお・まぐろ漁業協同組合が日本国内におけるミクロネシア人船員の事前研修の実施を提案」したために、実施されるものである。

今回の研修が実施される背景は、「ミクロネシアの喫緊の政策課題はかつお・まぐろ漁業に関連する雇用の創出」「ミクロネシア人は一本釣り船への乗船経験がないため、事前の研修が必要」「ミクロネシア水域は日本の遠洋かつお一本釣り漁船がほぼ全船入漁する主要漁場」「ミクロネシアとの友好関係の維持は日本にとって重要。全国第1位の遠洋かつお釣り漁業生産量を誇る本県の地域経済にも密接に関係」としている。

今回の研修に参加するのはミクロネシア人の若者4人となる。研修期間は、10月30日から11月14日となる。研修場所は、県立漁業高等学園となる。研修内容は、漁業高等学園の実習等の授業に研修生が参加し、漁具作り・鰹釣り訓練・ロープワーク実習等を行う予定である。