ネパールのシンズリ道路の復旧工事を支援、約10億円の無償資金協力
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日本の外務省は、ネパール地震で被害を受けたシンズリ道路の復旧工事を支援するため、約10億円の無償資金協力を実施する事を発表した。
ネパールのシンズリ道路は、インドとの交通と物流の窓口となる東テライ地域と首都カトマンズを繋ぐ幹線道路であり、日本の無償資金協力により完工した道路である。この道路は、ネパールの社会経済発展に重要な役割を果たしているが、この地域で2015年4月に大地震が発生したことにより、道路の沈下・亀裂・斜面の一部崩壊等の被害が発生していた。日本政府では、これらの被害を受けたシンズリ道路の復旧工事を支援するため、無償資金協力を実施する事を決定した。
今回の支援は、無償資金協力「シンズリ道路震災復旧計画」として実施され、ネパールの首都カトマンズで支援に関する書簡の交換が行われた。今後はシンズリ道路の復旧工事を進めていき、道路利用者の通行の安全と円滑化を図り、ネパールのハードとソフト両面にわたる震災復興及び災害に強い国づくりに寄与していく方針である。