静岡県は在住外国人患者と医療従事者を仲介する通訳を育成

このページの所要時間: 129

静岡県は、静岡県に住む外国人の方が安心して医療を受けられるために、外国人患者と医療従事者を仲介し両者の相互理解を支援する医療通訳者を育成するため、医療通訳者の養成講座「静岡県医療通訳者養成講座」を開催する事を発表した。

「静岡県医療通訳者養成講座」は、静岡県・(公財)静岡県国際交流協会の主催で10月14日、10月21日、11月11日の3日間に分けて実施される。会場は、静岡県庁別館20階第1会議室で実施される。受講料は無料となり、受講者は61人となる。受講者たちは、日本語に加えてベトナム語、フィリピン語、ポルトガル語、スペイン語のいずれかに精通している医療通訳の経験者である。

10月14日は『医療通訳者に必要な知識・技術・倫理』として、「外国人医療について」として静岡県に住む外国人の現状、「日本の医療制度について」として医療保険・社会福祉制度について、「医療に関する知識」として基礎的な病気の知識とその症状に関する必要な知識(出産)の講座が実施される。

10月21日は『医療通訳者に必要な知識・技術・倫理』として、「患者背景・多文化に関する知識・理解」として外国人患者の受診状況と医療従事者が求める医療通訳の役割と医療通訳共通基準と医療通訳者の行動規範、「医療に関する知識」として基礎的な病気知識とその症状に関する必要な知識(内科)、「医療通訳の現状と課題」として医療機関での通訳と医療通訳に対する社会的課題の講座が実施される。

11月11日は『医療通訳に必要な技術』として、「異文化コミュニケーション」、「場面から学ぶ」として通訳実践技術・逐次通訳・逐次通訳のプロセス・逐次通訳に必要な能力や技術・医療現場での通訳を想定したロールプレイの講座が実施される。