海自の護衛艦がソロモン諸島訪問、戦没者遺骨収集に協力

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海上自衛隊の海上幕僚監部は、海上自衛隊の護衛艦がソロモン諸島のホニアラ港に9月25日から27日にかけて寄港し、親善行事等を実施した事を発表した。

今回のソロモン諸島への訪問は、海上自衛隊とソロモン諸島との相互理解の増進と信頼関係の強化を図る事を目的として実施されたものである。また、日本の厚生労働省が戦没者の遺骨収集の推進に関する法律に基づいて実施している、ソロモン諸島における戦没者遺骨収集事業に協力するためでもある。

寄港した部隊は、護衛艦「さざなみ」となる。ソロモン諸島に訪問した一団は、ガダルカナルアメリカ記念公園における献花、御遺骨を受け取る遺骨引渡式等を実施した。また、さざなみの艦長が、在ソロモン諸島日本全権大使の同席のもとで、ソロモン諸島のソガバレ副首相に表敬訪問した。

海上自衛隊が受け取った御遺骨は、10月10日に横須賀港で遺骨引渡式が実施される予定である。今回の送還される御遺骨は、9月19日から遺骨収集団が収容した御遺骨と今までに現地調査団が収容して在ソロモン日本国大使館に仮安置していた御遺骨が対象となる。