海上保安庁がフィリピン・マレーシア・ベトナムに乗船研修
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海上保安庁は、フィリピンとマレーシアとベトナムの海上保安機関職員が、海上保安大学校練習船で世界一周の遠洋航海実習中の「こじま」で乗船研修を実施する事を発表した。3機関が合同で乗船研修を行うのは初めての事となる。
この研修には、フィリピン・マレーシア・ベトナムの各海上保安機関から選抜された若手職員の合計6人が参加する。これらの若手職員は、練習船「こじま」に乗船して海上保安大学校専攻科研修生と、航海当直・船上機器取扱い訓練等を通じて船舶運航技術の向上を図る。また、海上保安機関の業務紹介や各種交流プログラム等を通じて交流を深める。
予定しているスケジュールでは、7月28日に若手職員6人が「こじま」に乗船し、ベトナムのダナンを出港する。以降は乗船研修を行う。8月3日には呉に入港し、8月8日には乗船研修活動報告と修了証書授与等が行われる。また、この研修を支援するために、海上保安庁の外国海上保安機関に対する能力向上支援の専従部門である「海上保安庁モバイルコーポレーションチーム」の職員1人が初めて派遣される。