河野外相とASEAN事務総長が会談、関係強化で合意
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日本の外務省とASEAN事務局は、河野太郎外務大臣がインドネシアのジャカルタのASEAN事務局で、リム・ジョクホイASEAN事務総長と会談を実施した事を発表した。
会談で河野外相は,今年に開催する予定であるアセアン関連外相会議とアセアン関連首脳会議に向けて、日本とアセアンの関係強化に関する日本の立場を説明し、日本はアセアンとの戦略的パートナシップの関係を更に強化していく方針である事を説明した。また、今年の10月に開催される予定である日ASEAN音楽祭の紹介も実施した。リム事務総長からは、ASEAN共同体の構築と中立性を支えるためにも日本とアセアンの関係の重要性が説明され、日ASEAN統合基金(JAIF)等の今までの日本の協力へは感謝の意が述べられ、今後も日本とアセアンの関係を強化させていきたいとの旨が述べられた。
両者は、南シナ海問題、北朝鮮問題、ミャンマーのラカイン州情勢等の地域情勢に関しても意見交換を実施した。また、RCEP(東アジア地域包括的経済連携)交渉の年内妥結に向けて、日本とアセアンが引き続き協力していくことを確認した。