外務省がアジア大洋州局北東アジア課を分割、北朝鮮問題対応

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日本の外務省は、北朝鮮情勢への取り組みを強化するために韓国と北朝鮮の両方を所掌していたアジア大洋州局北東アジア課を二課に分けるとともに、アジア大洋州地域に関する外交政策の総合的な企画立案と調整が高まっているためにアジア大洋州局地域政策課を地域政策参事官に改組する事を発表した。

この組織改編は7月1日付で実施される。従来はアジア大洋州局北東アジア課が韓国と北朝鮮の両方を所掌していたが、今後は北東アジア第一課が韓国情勢と日韓協力等、北東アジア第二課が北朝鮮情勢と日朝関係等を所掌していく事となる。また、今回の組織改編に合わせて、アジア大洋州地域でも様々な問題が発生している事を背景として、アジア大洋州局地域政策課を地域政策参事官に改組する事となった。

今回の組織改編は事前に発表されていたものであり、4月6日に実施された記者会見の際に河野外務大臣は「最近の諸課題への対応における日韓の連携の強化の必要性、北朝鮮による核・ミサイル開発の進展、拉致問題への取組の強化などの重要性が高まっており、北朝鮮関係で担当者の業務量が異常に増えていることもあり、北東アジア課を分割していくように調整する事としました。この夏にも正式に2課立ち上げられるように努力してまいります。」との旨を述べていた。