ASEANと交通分野の協力状況の確認
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日本の国土交通省は、「第16 回日ASEAN 次官級交通政策会合」を年6月27日に三重県志摩市の志摩観光ホテルで開催する事を発表した。
国土交通省では、2003年に日本政府とアセアンとの間で創設された交通分野における連携枠組み「日ASEAN交通連携」に基づいて、アセアンとの間において「日ASEAN次官級交通政策会合」を毎年開催している。
前回の会合は京都で開催されており、その際には「日 ASEAN交通連携」のもとでアセアンにおける「質の高い交通」をさらに推進するために日本から「日ASEANコールドチェーン物流プロジェクト」「ASEAN地域における航路の維持管理ガイドラインの策定」「航路指定による安全対策ガイドラインの策定」の3つの新規プロジェクトの実施を提案していた。
16回目となる今回の会合に出席するのは、日本政府側からは磯野国際交通特別交渉官など、ASEAN側からは加盟10か国の交通担当省次官等とASEAN事務局が出席する。議長は、磯野国際交通特別交渉官とタイのコブクル運輸省主席顧問が共同で務める。今回の会合の議題は、今年の11月にタイで開催予定の『第16回日ASEAN交通大臣会合』に向けて、「現在実施中の日ASEAN協力案件の進捗状況の確認」「新規協力案件の検討」となる。また、自動車分野の交通安全対策等の新規協力案件についての検討等も実施される予定である。