国際協力銀はアジア開発銀と関係強化、アジアの政策課題を把握

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株式会社国際協力銀行(JBIC)は、アジア開発銀行(ADB)との間で経済政策対話を実施した事を発表した。

この経済政策対話は、「Technology and Jobs」というテーマで3月20日に開催されたものである。ADBからは経済調査・地域協力局の専門家が、JBICからは外国審査部が参加した。

JBICからは「日本におけるインダストリアル・オートメーション」と題して、日本における産業用ロボット投資の現状に関する分析に関してのプレゼンテーションが実施された。このプレゼンテーションでは、他国が旺盛な投資によりオートメーションを利用した資本設備を増強している中で、日本における投資は停滞しており、資本ストックの量としては微減している傾向にあり、特にそれが2000年代以降における電気・電子産業の不振と成長率の長期的停滞に起因するものであることを発表した。

このプレゼンテーションを受けたADBは、産業用ロボットは資本集約的な産業により多く投下されているという点で、ADBの行った研究と類似の結果が出ているとのコメントが行われた。

JBICは、今後もADBとの間で様々な意見交換を行いアジアにおける政策課題を的確に把握し、一層の関係強化を図る方針である事を表明している。