アセアン各国の石油備蓄体制整備を支援
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独立行政法人の石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)は、「ASEAN+3石油備蓄ロードマップ(OSRM: Oil Stockpiling Roadmap)会合」をタイのバンコクで開催した事を発表した。
ASEAN地域における石油備蓄在庫の現状は低い水準にあるため、石油セキュリティ構築のために石油備蓄体制を整備する必要性が高まっていた。そのためJOGMECは、アセアン地域への支援活動として、「アセアンエネルギーセンター(ASEAN Centre for Energy:ACE)」との共同事務局として2010年から毎年会合を開催し、ASEAN各国の進捗状況の共有、プラス3カ国である日中韓の知見の共有などを行っていた。
今回の会合は、タイのバンコクで3月28日に実施された。会合では、アセアン各国からの参加者による進捗状況の報告や今後の計画に関する議論等が実施された。JOGMECからは、日本に各国の局長級・課長級の政府職員を招聘する研修事業「ASEAN石油セキュリティ構築支援研修」に関しての成果報告を実施し2018年度の同研修事業の開催を紹介するとともに各国からの積極的な参加を呼びかけた。また、ASEAN各国の石油備蓄構築に向けた取り組みを個別に支援する二国間協力として、相手国の状況にきめ細かく対応して支援をする「ニーズ調査」に関しても報告した。