アジア・アセアンの3Rの推進会合が開催

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日本の環境省は、インド住宅都市省と国際連合地域開発センターと共催で「アジア太平洋3R推進フォーラム第8回会合」を4月10日から12日にインドのインドールで開催した事を発表した。

「アジア3R推進フォーラム」は、日本政府の提唱によりアジアやアセアン地域などでの3Rの推進に向けて各国政府・国際機関・援助機関・民間セクター・研究機関・NGO等を含む幅広い関係者の協力の基盤となるものとして、平成21年に設立されたものである。このフォーラムに基づき定期的に会合が開催されており、今回は8回目となる会合がインドで開催される事となった。

今回の会合には、ASEAN地域からはカンボジア・ラオス・マレーシア・フィリピン・シンガポール・インドネシア・ミャンマー・タイ・ベトナムなどが参加し、合計で約40カ国が参加した。日本政府からは、伊藤環境副大臣等が参加した。

今回のフォーラムでは「3Rときれいな水―水質汚濁低減における循環経済の役割」「3Rときれいな土地―土壌汚染対策における循環経済の役割」「3Rときれいな大気―大気汚染対策における循環経済の役割」「沿岸及び海洋生態系保護のための3R」「中小企業の取組と国全体の生産性―循環経済の役割」「資源の安全保障と3R技術」「3Rに対するファイナンス― 国内及び国際的投資」を論点として、意見交換が行われた。

また、サイドイベントとして「3Rと廃棄物管理に関するインド工業界のセッション」「陸地から発生する海洋ゴミのリサイクル」「3Rと資源効率化を通じた清潔な水、土地、大気の実現に向けたアジア市長間政策対話」「アジア3R市民社会イベント」「3R国際展示会」も開催された。