防衛省がアセアン地域等で実施する平成30年度の主要演習を発表
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防衛省の統合幕僚監部は、平成30年度の主要演習の予定を発表した。アセアン地域に関連する主要な演習は「パシフィック・パートナーシップ2018」「国際平和協力演習」「コブラ・ゴールド19」となる。
3月20日から6月2日にかけてベトナム・スリランカ・パラオ等で実施される「パシフィック・パートナーシップ2018」に参加する。この訓練は、防衛省から、統合幕僚監部・各主要部隊等が参加し、自衛隊の国際平和協力業務活動等における医療等に係る多国間訓練を実施する。なお、過去の訓練実績としては、平成19年度から参加しており、今年度で12回目の参加となる。
7月から翌年の3月の間にかけて、ASEAN地域で実施される人道支援・災害救援活動に係る多国間訓練の「国際平和協力演習」に参加する。この演習には防衛省から、内部部局・統合幕僚監部・各幕僚監部・情報本部・各主要部隊等が参加し、自衛隊の国際緊急援助活動に係る統合運用能力の向上及び関係機関等との連携の強化を目的とする。なお、過去の訓練実績としては、平成25年度から実施しており、今年度で6回目となる。
2019年1月下旬から2月下旬の間にかけてタイで実施される「コブラ・ゴールド19」に参加する。この訓練には、防衛省から、内部部局・統合幕僚監部・各幕僚監部・情報本部・各主要部隊等が参加し、自衛隊の国際平和協力活動や在外邦人等保護措置・輸送に係る多国間訓練などを行うものである。また、この訓練で重視しているのは、多国間における各種調整要領、国際平和協力活動等における部隊運用、在外邦人等保護措置における一連の活動要領並びに部隊の技能向上となる。なお、過去の訓練実績としては、平成16年度から参加しており、今年度で16回目の参加となる。