防衛省がスリランカに捜索救難の能力構築支援
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日本の防衛省は、スリランカに対する捜索救難に関する能力構築支援事業として、「捜索救難に関するセミナー」をスリランカの南部州ハンバントタにおいて4月8日から11日にかけて実施する事を発表した。
この能力構築支援事業は、日本政府が推進する「自由で開かれたインド太平洋戦略」の趣旨に沿って実施するものとなる。インド洋沿岸国に対する能力構築支援は、今回が初めてとなる。このセミナーはスリランカ海軍を対象として実施され、日本の防衛省からは内局1人と海上自衛官3人の合計4人が派遣される。
日本政府では、インド太平洋の要衝に位置するスリランカ政府との間の交流を強化しており、今年の1月には日本の外務大臣としては約15年ぶりとなるスリランカ訪問を実施していた。また、3月には「日・スリランカ外相会談」を開催しており、これらの機会の際には、農業・科学技術・教育・環境・地デジ・国民和解等の分野の社会基盤整備を改善させるための支援に関する意見交換を実施していた。