ASEAN・日本社会保障ハイレベル会合が開催

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日本の厚生労働省は、「第15回ASEAN・日本社会保障ハイレベル会合」を開催した事を発表した。

厚生労働省では、日本とASEAN地域の協力関係を強化し、アセアン地域における社会福祉と保健医療の各分野の人材育成を強化する事等を目的として、2003年からASEAN10ヶ国の社会福祉・保健衛生政策を担当するハイレベル行政官を招聘する「ASEAN・日本社会保障ハイレベル会合」を開催していた。2011年の会合からは、労働分野との連携も視野に入れて労働政策を担当する行政官も招聘している。

2017年度の会合として、第15回目となる会合が昨年の10月31日から11月2日にかけて福岡県福岡市のホテルニューオータニ博多で開催された。今回の会合では、「未来を担う子どもたちの健全な育成」をテーマとして、アセアン10カ国の保健・社会福祉・労働政策の各分野の担当行政官などと活発な議論を実施した。

会合では、パネルセッション「安心・安全な出産のための基盤整備」と「妊娠から子育てへの切れ目のない支援」が実施された。施設視察として、福岡市立千代保育所・ヴィラのぞみ愛児園・福岡市中央区健診センター・シーオーレ新宮・ウーマンワークカフェ北九州・北九州市立子育てふれあい交流プラザなどにも訪問した。