安全なアジアの海を保つために関係国は連携維持

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日本の海上保安庁は、パキスタンの首都イスラマバードで日本政府の主導のもとで開催されている「第13回アジア海上保安機関長官級会合」に海上保安庁長官が参加した事を発表した。

日本政府では、アジア地域における海上保安行政に関する連携強化を図るために、2004年より「アジア海上保安機関長官級会合」を主導して開催している。この会合は定期的に開催されており、13回目となる会合が10月24日から26日にかけて開催される事となった。

今回の会合には、ASEAN加盟国からはブルネイ・インドネシア・マレーシア・フィリピン・シンガポール・タイ・ベトナムが参加し、他の地域からはオーストラリア・バングラディッシュ・モルディブ・パキスタン・スリランカ・日本・韓国・中国が参加した。会合では「海洋環境保全」「捜索救助」「海上保安能力に係る人材育成」「海上不法活動の予防・取締り」の分野に関して、各国などから取組み状況について発表された。また、海賊対策などの不法行為への対処にはメンバー間の継続的な連携・協力が必要であることを再確認し、安全なアジアの海を保つために連携を維持・発展させることに合意した。