日本はASEANの高齢化等の問題を全力で支援

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日本の厚生労働省は、8月23日から24日にベトナムで開催された「第7回APEC保健・経済ハイレベル会合」に高木厚生労働副大臣が参加した事を発表した。

APEC(アジア太平洋経済協力)は、地域内における交流強化と相互支援等を行う事を目的として、各分野におけるハイレベル会合を開催している。保健と経済に関する問題を協議するために「保健・経済ハイレベル会合」を定期的に開催しており、前回の「第6回APEC保健・経済ハイレベル会合」は昨年の8月にペルーのリマで開催されており、7回目となる会合がベトナムで開催される事となった。

今回の会合のテーマは「持続可能な発展に向けた地域保健のための保健医療財政改革」となっており、参加した国の政府関係者や各種団体は事例の発表や議論等を実施した。高木厚生労働副大臣は日本政府を代表して、日本政府の高齢化への対応や二国間とアセアン(ASEAN)などにおける日本の国際協力に触れ、高齢化をとりまく共通課題に対して引き続き全力で取り組むことを表明した。

今回の機会を活かして高木厚生労働副大臣は、タイ・ベトナム・フィリピンの保健大臣とそれぞれ会談を実施した。これらの会談では、JICA等を通じた協力プロジェクトにより二国間協力を推進させていく方策等に関する意見交換を実施した。また、日本政府が支援しているホーチミン市のチョーライ病院に訪問し、今までのJICAの取組や今後の事業計画について説明を受けるとともに、リハビリ・救急センターなど病院内を視察した。