北海道は道産食品のイスラム圏への輸出拡大へ
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北海道は、道産食品の輸出拡大などを狙いとしてイスラム圏の市場開拓を狙っている。
北海道は、先駆的に取り組んできたイスラム圏の市場開拓をさらに加速させるため、輸出事務に精通した商談支援等が可能なアドバイザーを道内に配置し、道産食品の輸出に取り組む道内の企業を支援する事を決定した。そのため、これらの事業「新規市場食需要開拓推進事業(イスラム圏販路開拓)」を実施する事業者を公募型プロポーザルとして、募集する事を24日付けで発表した。
この事業では、「アドバイザーの配置」「テスト輸出」「商談会・プロモーションの実施」「ビジネス化の検証」「セミナーの開催」等を実施する事を要求している。
「テスト輸出」では、物流の効率化等を検証するため、北海道産食品をUAEとマレーシアへのテスト輸出を実施する。テスト輸出の対象とする道産食品の品目や量は、イスラム圏におけるビジネス化の現状等を踏まえる必要があるため、道側と協議の上決定する。
「商談会・プロモーションの実施」では、UAEで、ハイエンドな現地ホテルや飲食店等とタイアップを実施し、道産食品についての商談会及びプロモーションを実施する。マレーシアでは、現地の百貨店・スーパー・飲食店等のバイヤーとの現地商談会を実施する。
「セミナーの開催」では、中東や東南アジアなどのイスラム圏の市場特性やハラールに関する留意事項などについて道内事業者と情報共有や相談を行うセミナーを開催する。