アセアン事務総長と岸田外相が会談、経済・人的交流で協力

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日本の外務省は、日本に訪問中のレー・ルオン・ミンASEAN事務総長と岸田外務大臣が6日に会談を実施した事を発表した。

会談で岸田大臣は、10カ国(ラオス・ミャンマー・カンボジア・タイ・ベトナム・ブルネイ・マレーシア・インドネシア・フィリピン・シンガポール)が加盟する東南アジア諸国連合(ASEAN)が設立されてから50周年を迎えた事への祝意を表し日本政府としてもこの50周年を盛り上げたいとの旨を述べた。また、日本政府はアジア地域の平和と安定において中心的な位置を占めるASEANを重視しており、今後もアセアンとの経済・文化・人的交流における協力関係を進めていきたいとの旨が述べられた。

レー・ルオン・ミン事務総長からは、日本政府からの今までのASEANに対する支援に感謝するとともに、ASEAN設立50周年記念で実施される様々なイベントには日本からの参加も期待しているとの旨が述べられた。また、若い者同士の交流が将来の友好関係に重要であるとの旨も述べられた。

レー・ルオン・ミン事務総長は、日本に滞在中に他の日本政府高官との会談や経済団体等が開催する講演に出席する予定である。事務総長は、アセアン地域における融合を進めASEAN経済共同体(AEC)を深化させるべく、日本などへの協力を呼び掛けている。