外務省がラマダン期間中のテロの注意喚起

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日本の外務省は、イスラム教におけるラマダン期間(5月27日から6月27日頃)においては、海外でテロが発生する可能性が高くなるため、注意を払うように呼び掛けている。

イスラム教徒は、ラマダン(ラマダーン)期間中は断食などを行い、ラマダン明けにはイードと呼ばれる祭りを実施している。ラマダンの期間はイスラム暦に基づき実施されるため、毎年異なる時期に実施されており、今年のラマダンは5月27日から6月27日頃になると予想されている。

近年では、このラマダン期間中に多数のテロが発生しているため、外務省などでは海外に渡航する人等に注意を呼び掛けている。イスラム過激派組織ISIL(イスラム国)では、2015年と2016年にラマダン期間中にテロを実施するように呼びかける声明を出しており、この声明に影響されたとみられるテロが実施に発生している。

2017年の今年は、現時点ではイスラム国からの声明は発表されていないが、近年ではこの期間中のテロが発生していたことから、外務省は注意するよう呼び掛けている。具体的には、この期間中はテロの標的となりやすい場所(観光施設・ナイトクラブ・イベント会場・宗教関係施設など)を訪れる際には周辺の状況に注意をはらい、安全確保に十分な注意を払うよう呼び掛けている。また、金曜日はイスラム教徒が集団礼拝を行う日であるため、金曜日は特に注意するよう呼び掛けている。