日本はASEAN各国と経済協力強化で合意

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日本の経済産業省は、ASEAN各国から経済大臣等を招待した「ASEAN経済大臣ロードショー」を4月6日から9日までの日程で開催し、各国との間における経済協力関係を強化した事を発表した。

来日したアセアン各国(タイ・マレーシア・カンボジア・ラオス・ミャンマー・フィリピン・シンガポール・ブルネイ・ベトナム・インドネシア)の経済大臣等は、東京・京都・大阪・和歌山へ訪問した。6日には安倍総理への表敬訪問を行い、7日の午前中は東京で日立製作所の関連施設を視察し、JETRO主催のビジネスイベントに参加した。午後は京都で世耕経済産業大臣と共に京都大学iPS細胞研究所の施設を山中所長の説明を受けながら視察した。8日には大阪で、世耕経済産業大臣とフィリピン貿易産業大臣の共同議長の元で「日ASEAN特別経済大臣会合」を開催した。この会合では、日本とアセアンは経済協力を強化していき、質の高い「東アジア地域包括的経済連携(RCEP)」を実現する事に向けて、日・アセアン間の連携に関する議論が実施された。その後は、パナソニックミュージアム松下幸之助歴史館や島精機製作所を視察した。

このロードショー中に世耕経済産業大臣は、各国の経済大臣等と個別に二国間会談を実施した。ベトナム商工大臣、シンガポール国務大臣、インドネシア商業大臣、フィリピン貿易産業大臣、ブルネイ第二外務貿易大臣・首相府エネルギー・産業大臣とは個別会談を実施し、今後の通商ルールのあり方や二国間案件などを議論した。