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日本の総合商社である住友商事株式会社は、ベトナムにおける電子機器製造受託サービス事業拠点を設立したことを発表した。
住友商事の見解によると、ベトナムは安定した政情、豊富かつ質の高い労働力に加え、チャイナプラスワンの生産拠点として注目度が高まっており、2018年の海外からの直接投資額は日本が世界第1位であり、83.4億米ドルになるとしている。今後も日本企業のさらなる進出が期待されていることに加え、米中貿易摩擦の影響から北米に輸出する中国生産品をベトナムに生産移管する動きも加速しており、電子機器製造受託サービス(EMS)事業のさらなる成長が見込まれるとしている。
そのため住友商事は、電子機器製造受託サービス(EMS)事業を展開している株式会社スミトロニクスを通じ、ベトナムへのEMS事業拡大を目的として、「STX-V(Sumitronics Vietnam Co., Ltd.)」を設立した。このSTX-Vは、ベトナムで製造を手掛けるOA機器、白物家電、車載機器、産業機器メーカー向けに高品質かつ安定したEMS事業を提供する。なお、住友商事がベトナムにて手掛ける工業団地事業や物流事業との連携も視野に入れ、EMS事業を展開する予定である。STX-Vは、2020年9月の操業開始を予定しており、5年後には売上高100億円を目指す。
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