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在マレーシア日本大使館は、マレーシアのクアラルンプールで開催された国際ハラル会議「World Halal conference 2020」に岡大使が出席したことを発表した。

岡大使は、国際ハラル会議に大使セッションでのパネリストとして豪州大使、ロシア大使とともに出席した。セッションでは、日本のハラル促進に関する取り組みについて述べるとともに、どのようにハラル産業を成長させていくのかという点につき議論を行った。岡大使からは、日本とマレーシアとの間のハラルに関する協力は進んでいることが、4つの観点から説明が行われた。

第一の観点では、日本にはマレーシアのJAKIMの承認を得たハラル認証機関が7つ存在し、マレーシアを始め日本を訪れるムスリム観光客や留学生の増加に伴い、ハラル料理を提供するレストランが増加することにより、日本におけるハラル市場がこの10年間で倍増(約10億ドル)しており、東京オリンピックや大阪・関西万博を契機にハラル市場の更なる拡大が予想される。

第二の観点では、JICAとハラル開発公社との協力や、日本の経済産業省とマレーシアの企業家育成・協同組合省との間で、ハラルに関する協力の推進が図られている。

第三の観点では、多くの日本の代表的な食品メーカーがマレーシアに進出し、マレーシアのハラル認証を得た製品をイスラム・中東諸国に輸出している。

第四の観点では、ハラル製品は衛生的で健康的と考えられており、コロナの状況下でも需要の増加が予想される。

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