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中国の習近平国家主席は、11月27日に開催された第17回「中国・ASEAN博覧会」および「中国・ASEANビジネス・投資サミット」の開会式で演説を行った。

習国家主席は、「過去7年間の中国・ASEAN関係は、アジア太平洋地域における地域協力の最も成功したダイナミックなモデルとなり、人類の運命共同体の構築を促進する鮮やかな例となりました。新型コロナウイルスの流行に直面しても、両者は互いに協力して困難な時代を乗り越えています。中国はASEANを近隣外交の優先事項であり、ベルト・アンド・ロードの質の高い共同建設の重要な分野と位置づけており、中国は様々な分野でASEANとの協力を推進し、地域の繁栄と発展の勢いを維持し、より緊密な中国・ASEAN運命共同体を構築していきたいと考えています」との旨を述べた。

具体的な協力に関しては「戦略的な相互信頼を高めます。インフラの接続性の協力を強化します。経済貿易協力を強化し、中国は『地域包括的経済連携協定（RCEP）』が一日も早く発効することを期待します。中国・ASEAN情報港を建設し、『デジタル・シルクロード』を構築します」との旨を述べた。

また、習近平は「来年には、中国は一帯一路で近代的な社会主義国家を建設するための新たな旅立ちを始め、中国は揺るぎなく対外開放を拡大し、中国とASEANの協力の余地はさらに広がるだろう」との旨の見解を示した。