群馬県では、群馬県総合計画の計画評価・検証が行われた結果、障害者や外国人などマイノリティーの人々に対する理解をより一層深め、外国人住民の社会参加を促し、外国人支援ボランティア育成など行うべき、との評価検証が行われていた。
群馬県では、本格的な人口減少を迎え、今後も人口減少と人口構成の変化が見込まれることから、平成28年3月に人口減少対策を土台に据えて、群馬の未来を創生していく具体策を盛り込んだ第1期「群馬県版総合戦略」を策定し、人口減少克服・地方創生の取組を継続して実施している。平成28年度から平成31年度における、第15次群馬県総合計画「はばたけ群馬プラン2」は、3つの基本目標と13の政策で構成されており、人口減少をはじめとする時代の大きなうねりの中で、先人から受け継いできた限りない可能性をしっかりと活かし、群馬の未来を創生していくため、人口減少対策を土台に据えた県政運営の羅針盤として策定したものとなる。この第15次群馬県総合計画「はばたけ群馬プラン2」に対して、総合計画評価・検証が行われていた。
政策5「多様な人勢の活躍応援」では、『人口減少による労働力不足や経済のグローバル化が進む中、外国人の活躍に期待が高まっている。群馬県では外国人との共生に向けた様々な取組が展開されているが、これまで以上に外国人住民の社会参加を促し、地域の一員として活躍できる環境づくりをすすめていく必要がある。また外国人の増加に伴い、医療通訳や災害時通訳ボランティアといって人材の需要がますます高まると考えられることから、養成事業は一層推進して頂きたい。』と『すべての人が活躍するためには、障害者や外国人などマイノリティーの人々に対する理解をより一層深め、女性や高齢者の社会参加への希望を丁寧にくみ取らなければならない。そのための施策を進めつつ、新型コロナウイルスによる影響を乗り越え、引き続き、すべての世代、性別、様々な国籍の多様な人材が活躍できる環境の整備も進めていただきたい』との旨の評価検証が行われた。
政策10「群馬の未来を見据えた経済・雇用戦略の展開」では、『「外国人宿泊数」は大幅に増加し、目標を達成した。海外でのプロモーション活動や旅行エージェント・メディア招へい、5言語での観光情報サイト運営など、群馬の良さを積極的に売り込んだ結果であると評価できる。より多言語での対応とセキュリティ体制の構築を踏まえたキャッシュレス化の推進など受入体制環境の整備や、プロモーション活動などに引き続き取り組んでいただきたい。外国人の入国禁止が解除されたのちは、ウイズコロナやアフターコロナを念頭に置いた外国人に選ばれる観光地づくりを進めていただきたい。』との旨の評価検証が行われた。
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