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経済産業省北海道経済産業局は、海外食品メーカーとの協業による輸出ビジネスモデルを推進する取り組みの一つとして、札幌市のアイビック食品(株)とタイの食品メーカーが業務提携契約を締結したことを発表した。
経済産業省北海道経済産業局は、最終加工前の「半製品」を輸出することで輸入規制のハードルを下げるとともに、製造技術ノウハウを提供することでロイヤリティ収入を獲得するビジネスモデルの構築を支援している。今回は、札幌市の支援対象企業の一社であるアイビック食品(株)が、タイの協業先であるASAN SERVICE CO.,LTD.と業務提携契約を締結し、協業によるビジネスをスタートさせることとなった。
今後は、アイビック食品(株)が製造した北海道産の根昆布を使用した半製品を輸出し、ASAN SERVICE CO.,LTD.が「だし」等の最終商品製造をタイのニーズに合わせて実施し、タイ国内等への販売を進めることとなります。半製品の段階で輸出することで原材料規制のハードルが下がるとともに、製造技術ノウハウを業務提携契約により保護しながらも、それらの提供に対するロイヤリティ収入を獲得していくことが期待される。
なお、アイビック食品は、札幌市に本社を有するたれ・だし・スープを製造する調味料製造メーカーであり、北海道各地の素材を活かしたオリジナルの調味料を企画することを得意とし、ラーメン店やレストラン、居酒屋チェーン、ホテル向けの業務用から家庭用の物販品まで様々なシーンに対応した商品を提案している。
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