小泉環境大臣とインドネシア・ルフット海事・投資調整大臣との会談を実施した結果、両国間における協力を深化させるための共同声明に合意した。
小泉環境大臣はインドネシア共和国ルフット・パンジャイタン海事・投資調整大臣、シティ・ヌルバヤ環境林業大臣とオンラインによる会談を実施した。会談では、廃棄物発電や海洋プラスチックごみ対策、チタルム川水質汚染などに関する議論を行い、それぞれの分野に関する協力について、共同声明として合意した。
『廃棄物処理に関する協力』では、政策強化とプロジェクト実施の両面での協力強化に合意した。政策強化では、具体的成果目標を伴った廃棄物処理施設に関する合同委員会の定期的な開催を通じた、環境や事業スキームの分野に関する協力を促進していく。プロジェクト実施では、レゴック・ナンカ・プロジェクトに対する継続的な支援に加え、西ジャワ州知事の要請に応えて実施するブカシ県、カラワン県、プルワカルタ県(ブカルプール)地域における廃棄物処理プロジェクトの新規の実施可能性調査(FS)を念頭においた、チタルム川流域における廃棄物処理の強化と、チペウカン最終処分場のリハビリテーションによる、南タンゲランにおける廃棄物処理プロジェクトへの支援を開始していく。
『海洋プラスチックごみに関する協力』では、ジャワ海における共同モニタリング活動と、漂流マイクロプラスチックのモニタリングガイドラインを策定する。また、今月の海洋プラスチックごみに関するASEANワークショップの共同開催、モニタリングデータの共有に関する将来の計画、日本の開発するデータ共有プロジェクトへの専門家の参加、「東アジア・アセアン経済研究センター(ERIA)」における「海洋プラスチックごみに関するナレッジセンター」による海洋プラスチックごみに関する官民連携促進のために新たに設立されたプラットフォームを通じた協働を含む地域協力を進展させていく。
『チタルム川水質汚染に関する協力』では、チタルム川水質汚染管理の改善の取組を推進することに合意した。
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