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日本政府は、令和2年度草の根・人間の安全保障無償資金協力として、カンボジア市民における環境意識普及啓発を支援するため、91,848ドルの無償資金協力を実施する。

特定非営利活動法人のNature Center Risenでは、2013年からカンボジアにおいて、学校教育を通して環境に対する若年層の意識の向上を図る活動に取り組んでいた。そのため、在カンボジア日本大使館は、Nature Center Risenとの間で、「カンボジア市民への環境意識普及啓発による持続可能な生活環境実現事業（第1年次）」（供与限度額91,848ドル）についての贈与契約書に署名した。

今回実施される事業では、市民の環境リテラシー向上に資する教材の開発、日本人講師による寺院やヘルスセンターと連携した環境教育研修といった活動を通して、カンボジアの市民に対して環境意識を啓発するものである。この事業を通じて、全世代の国民が環境を大切にする意識を高めることで、カンボジアの豊かな環境が保護され、国民の生活が改善することが期待される。