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日本の岸防衛大臣とタイのプラユット首相兼国防大臣は、日タイ防衛相テレビ会談を5月25日に開催した。
会談で両大臣は、最近の東シナ海・南シナ海を含む地域情勢について意見交換をするとともに、航行及び上空飛行の自由の重要性を確認するとともに、また、「インド太平洋に関するASEANアウトルック」(AOIP)が、平和と協力を促進する上で、日本の「自由で開かれたインド太平洋」(FOIP)と多くの本質的な原則を共有していることを再確認した。また、ASEANの中心性などAOIPで謳われている原則及び国連海洋法条約(UNCLOS)を始めとする国際法の尊重が支持された。両大臣は、防衛装備・技術協力の推進及び教育交流の継続を含め、二国間及び多国間の防衛協力・交流の発展を支持した。
岸大臣からは、中国の海警法に関して深刻な懸念が表明され、北朝鮮による弾道ミサイル発射は、国連安保理決議違反であり、強く非難するとともに、これまでの弾道ミサイル等の度重なる発射を含め、国際社会全体にとっての深刻な課題であるとの認識を示した。
両大臣は、今後も、防衛当局間の緊密なコミュニケーションを継続するとともに、両国間の相互利益がある分野において防衛協力・交流を引き続き強力に推進していくことで一致した。
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