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日本政府は、タイとラオスに対して新型コロナ対応のための酸素濃縮器などを供与する。

日本の外務省の見解によると、タイにおいては、バンコク首都圏を中心に医療の逼迫が起きており、バンコクの主要病院のコロナ病棟の病床は危険なレベルまで逼迫しており、仮設病院の設置が急ぎ進められているとしている。また、ラオスはASEAN諸国で最も脆弱と言われる医療体制の下で、今日に至るまで強力なロックダウンを実施し、感染拡大を抑えようとしているが、既存の病院では新規の患者の受け入れができない状況が起きており、酸素濃縮器は必要数の30%程度しか確保できないといわれているとしている。

そのため日本政府は、統的な友好関係を結ぶタイ・ラオス両国に対して、感染拡大の緩和・収束に向けた支援として酸素濃縮器などを供与することを決定した。この供与は、国連プロジェクトサービス機関(UNOPS)を通じて、タイに酸素濃縮器775台、ラオスに酸素濃縮器100台、吸引器100台及び患者用モニター100台(総額約252万ドル(約2.72億円))を供与するものとなる。

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