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ベトナム政府は、日・ベトナム防衛装備品・技術移転協定の署名が行われたことを発表した。

この協定の調印式は、ベトナムに訪問中の岸防衛大臣の立ち会いのもとに実施された。この協定は、昨年10月にベトナムを訪問した菅総理大臣とフック首相の間で実質合意されたものであり、日・ベトナム両政府間において国際の平和及び安全に寄与するための事業などの実施のため移転される防衛装備品及び技術の取扱いに関する法的枠組みを設定するものである。具体的には、個別の移転について決定する手続を定めるとともに、移転される防衛装備品及び技術の適正な使用などについて定めている。

ベトナムに訪問している岸防衛大臣は、日越防衛相会談も開催した。この会談では、両大臣は、両国を取り巻く安全保障環境や近年の日越防衛協力の進展を踏まえ、日越防衛協力は、日越二国間だけではなく、地域や国際社会の平和と安定により積極的に貢献するための協力であると再定義し、日越が様々なレベルで協働していくことで合意した。また、両省は、軍事医学とサイバーセキュリティにおける協力を促進するための協力覚書にも署名して方針で一致した。