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日本政府は、日越経済連携協定(EPA)に基づき看護師・看護福祉士候補者として日本で働くベトナム人の募集を開始している。

日本政府では、日越経済連携協定(EPA)に基づき、ベトナム政府の協力のもと、日本の看護師・介護福祉士の国家資格の取得を目指して日本で働くベトナム人看護師・介護福祉士候補者を毎年受け入れている。今までに合計1,543人のベトナム人候補者が訪日し、日本で働いている。

今回は、日越経済連携協定(EPA)に基づき看護師・看護福祉士候補者として日本で働く人の募集が行われた。主な応募要件は「看護の短期大学又は大学を卒業した者」「35歳以下の者」となる。応募期限は11月30日までとなっている。

予定しているスケジュールは、2021年11月:候補者選考、2021年12月~2022年12月:ハノイにて1年間の訪日前日本語研修、2022年12月・2023年2月・3月:受入施設とのマッチング、2023年5月末(予定):日本に向けて出国、となっている。なお、訪日の要件として、日本語能力試験(JLPT)N3相当を取得する必要があるため、これに向けて日本政府・ベトナム政府が研修を実施する。

プログラム参加者の待遇は、「このプログラムの参加者は日越両政府に全面的にサポートされ、1年間の訪日前日本語研修の受講料、宿泊及び食事代は無料であり、研修中は生活費として日額8.5ドルが支給される」「日本への渡航費用は日本政府が負担する」「候補者は、日本に来てから2か月間の研修がサポートされる」「日本で勉強し、働いている間、日本の国家試験受験がサポートされる」「候補者は、日本の国家試験に合格した後、日本で長期勤務する機会がある」となる。

なお、参考までに日本での賃金相場も紹介され、看護師候補者は16~17万円(32百万~34百万VND)、介護福祉士候補者は18~19万円(36百万~38百万VND)であるとしている。

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