兵庫県と神戸市は、シンポジウム『海・山・港のある街 神戸、その新たな姿~コリアン・アジアンのテーマパークをどのように創るのか』の後援をするととともに、兵庫県内に第2の南京町を目指して設立されるテーマパーク『アジアンパーク構想に対する学生アイデア提案コンテスト』の後援も実施している。
シンポジウム『海・山・港のある街 神戸、その新たな姿~コリアン・アジアンのテーマパークをどのように創るのか』は、7月に神戸市内で開催された。このシンポジウムでは、「コリアンタウンではなくアジアンパークの創生を数年前から進めており、アジアンパークは神戸の街がもつ歴史や開放性・多様性を強みに、多文化共生とインバウンドの連携による観光需要を創造し、また大きく成長するアジアの活力を取り込み神戸が一層発展するためにも必要だと考える」との旨の見解が示されていた。
『アジアンパーク構想に対する学生アイデア提案コンテスト』は、主催はアジアンパーク創生推進委員会(一般社団法人在日韓国商工会議所兵庫内)、特別後援は駐神戸大韓民国総領事館、後援は兵庫県と神戸市により開催されたものである。この学生コンペは、たとえば神戸には日本を代表するチャイナタウンとして名高い南京町があるが、アジアンパークは、第2の南京町を目指すものであり、特定の国・地域に限らず多様なアジアの店とモノ・ヒト・コンテンツが揃えた、より多国籍で風通しの良い新たなプラットフォームを目指しているとしている。
この展テストの一次審査を通過した大学とチーム名およびにテーマは、香川大学経済学部の『COLORPALETTE』の「異国文化の共奏地~多文化に共感して協奏する~」、武庫川女子大学経営学部の『きなこまぶしわらびもちがえる』の「体験型アジアンタウン」、武庫川女子大学の『RE/make』の「神戸でアジアの国々に楽しく触れる施設型テーマパーク~KOBE ASIAN WORLD~」、甲南大学マネジメント創造学部の『2WG』の「アジアを五感で楽しめる空間」、甲南大学経営学部の『西村ゼミナール』の「One Asia Kobe~五感で繋がるニューゲート~」となる。最終審査が実施された結果、最優秀賞は甲南大学の西村ゼミナール、優秀賞は武庫川女子大学のRE/makeが受賞することとなった。
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