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愛知県は、外国人児童生徒の支援等を行う「日本語学習支援基金」(基金目標額:1億円)を造成することにともない、募金の呼びかけを実施している。
愛知県と関連団体によると、愛知県の小・中・高等学校には、全国で最も多い16,186人(2020年5月1日)の外国人児童生徒が在籍しており、日本語指導が必要な児童生徒も9,100人(2018年5月1日)と全国最多で、全国の約22.3%を占めているとしている。これまで多数を占めていた南米系の日系人に加え、中国やフィリピンなどアジアの子どもも増えており、今後も更なる増加が見込まれるとしている。
そのため、こうした子どもたちを支援するため、愛知県では2008年度と2016年度の2回にわたり、「日本語学習支援基金」を造成し、地域の日本語教室等を支援することにより、地域社会全体で外国人の子どもたちの日本語習得促進と、地域での居場所づくりを進めてきた。
今回は、愛知県の外国人の子どもたちを取り巻く状況等に鑑み、2022年度に改めて、地元経済界、企業等と連携・協力して「日本語学習支援基金」(第3次)を造成し、引き続き外国人の子どもたちの日本語学習を支える体制づくりを継続していくことを決定した。基金目標額は1億円、事業実施期間は2022年度から2026年度の5年間となる。造成先と事務局は、公益財団法人愛知県国際交流協会となる。
第3次造成の必要性に関しては、「地域での継続的学習支援の必要性」「地域のNPO等による日本語学習支援の役割の重要性」「未来への投資」の理由をあげている。
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