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日本の国土交通省は、ASEAN地域における物流マネジメント人材の育成にむけて、ラオス国立大学の学生及びラオス公共事業運輸省などに対して物流に関するオンライン講義を実施した。
この物流人材育成支援事業は、ASEANにおける物流マネジメント人材の育成を支援するため、日ASEAN交通連携の枠組において、2015年より公益財団法人SGH財団(旧公益財団法人佐川留学奨学財団、旧公益財団法人佐川がん研究振興財団、旧一般財団法人佐川国際経済協力会の合併)の協力のもと、ラオス国立大学の学生、ラオス公共事業運輸省及びベトナムのホーチミン交通大学に対して実施しているものとなる。
今回、ラオスに向けて実施された内容は、物流現場の改善に関する実践的な内容(SCMや3PL、5S、BCPなど)についての講義やSGホールディングスグループが保有する次世代型大規模物流センター「Xフロンティア」のバーチャルツアーが実施された。また、国土交通省からは、近年ASEANでの需要が高まっているコールドチェーン物流に関して、日ASEAN交通連携における取組やコールドチェーン物流サービス分野の国際標準化などについて紹介した。
国土交通省では、ASEANの物流分野の健全な発達を支援していくため、現地の優秀な物流人材の確保・育成が不可欠との認識の下、今後も官民連携による物流人材育成事業を引き続き実施していくこととしており、本年度中に、ベトナムのホーチミン交通大学に対する講義も予定している。
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