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日本郵船株式会社は、自社がフィリピンで共同運営する商船大学「NYK-TDG MARITIME ACADEMY (NTMA))が、新型コロナウイルス流行以前の2019年11月以来の卒業式を開催したことを発表した。

開催された式典には、在フィリピン日本大使やフィリピン海事産業庁の長官などの来賓を迎え、自社の代表取締役社長、専務執行役員などが出席し、約2年にわたるコロナ禍により、乗船訓練に多大な影響を受ける中で、全てのカリキュラムを2020年11月に終了していた第10期134名の卒業を1年半遅れで祝福した。

NTMAは、NYK Qualityの船員育成を目指して、日本の海運他社に先駆け2007年に開校し、今年で創立15周年を迎えていた。独自の奨学金制度を設け、大学への進学が困難な家庭環境の学生に就学の道を開いており、卒業後のフィリピンの海技国家試験の高い合格率を維持していることに加え、2011年8月に日本の国土交通省が創設した機関承認制度で海外における日本初の船員教育機関校として認定を受けるなど、商船学校として高い評価を得ている。

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