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日本政府は、タイで実施していた雨水貯留施設及び給水システム整備の支援が完了したことにともない、引渡し式典を開催した。
タイのパンガー県タクアパー郡は、タイ南部に位置しミャンマーからの移民労働者の流入が多い地域である。移民労働者の子供達は、言語の問題や社会的偏見から学校に受け入れてもらえない、または学校に通わない児童も多いため、ニューライト財団は移民児童でも適切な教育を受けられるように「移民児童教育センター」を開設した上で、3歳から17歳までの児童を受け入れ、学習活動を提供している。しかしながら、当該地域は渇水被害を受けており、水不足により掃除が十分に行われずに生徒は衛生上の心配を抱えていた。
そのため、日本政府は、この問題を解決するため、草の根・人間の安全保障無償資金協力「パンガー県児童教育センターにおける雨水貯留施設及び給水システム整備計画」(ニューライト財団)として、1,158,000バーツの支援を実施することを決定していた。
この支援が完了したことにともない、引き渡し式典が開催された。式には、ニューライト財団顧問や在タイ日本国大使館の公使や関係者が出席した。今回の支援が実施されたことにより、生徒の教育環境質の向上が期待されている。
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