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日本郵船株式会社は、インドネシア国営プルタミナ社の海運子会社への出資契約・戦略的パートナーシップ契約締結を完了したことを発表した。

日本郵船は、今年10月に基本合意していたインドネシア国営石油・ガス関連企業であるプルタミナ社の海運子会社であるPIS社への出資に関連する契約に署名していた。また、同時にPIS社と長期的な戦略的パートナーシップ契約を締結していた。

今回は、調印式が12月1日に東京で実施された。式には、駐日インドネシア共和国特命全権大使、プルタミナ社からは総裁、PIS社から社長などがそれぞれ出席した。日本郵船の専務執行役員のエネルギー事業本部長は、「プルタミナ社、PIS社のエネルギー分野で長年培ってきた技術力、世界およびインドネシア国内に張り巡らされたネットワークと、当社が世界最大級の海運会社として海運業界をリードしてきた知見や技術を掛け合わせて、エネルギー輸送関連事業を通じてインドネシアの発展に貢献していきたいと思います」との旨のコメントを発表している。

日本郵船は、今後は原油・石油製品・LNG輸送、FSRU(浮体式LNG貯蔵再ガス化設備)事業および今後カーボンニュートラル社会の実現に向けて需要が伸びることが予想されるCO2（二酸化炭素）の回収・貯留（CCS）事業など幅広い事業においてPIS社と協業を行い、インドネシアの発展に貢献していく方針である。